必死にがんばりました!おばけえびすいすい水族館(旧商品名:おばけえび飼育観察キット)
子供の自由研究用に書店などで販売されている「おばけえび飼育観察キット(学研)」(図1)ですが、ウェブで言われている通り、説明書通りではうまくいきませんでした。
そこで、きちんと水槽を用意して飼育した結果、大きくなるところまでいけましたので、記録として残します。小学1年生の娘が、楽しみにして育てようとしていたので、一回失敗してから、大人が全力で育てることを決意したものです。
図1 おばけえび飼育観察きっと(学研)
まず、観察キット付属の水槽(図2)を使って、説明書通り実行してみましたが、1週間ほどで全滅してしまいました。厳密に言うと、あとで数匹生き残っていることが判明したのですが、全然大きくなりませんでした。
図2 付属の水槽
原因をいろいろ考えてみたのですが、水槽が小さすぎて(特に真夏は)水温が調整しにくい、また、酸素量が不足することを考えてみました。
そこで、自宅の倉庫に眠っていた水槽(図3)を取り出してきて、海水のもと(図4)、エアーポンプ、エアストーン(図5)を購入しセットしました。自宅では別に熱帯魚を大きな水槽で飼っていて、倉庫から取り出した水槽は昔使用していたものです。
図3 水槽(サイコロルーム25×25cm)
図4 海水のもと(マリンソルト)(画像はAmazon.co.jpへのリンク)
図5 エアーポンプとエアストーン(画像はAmazon.co.jpへのリンク)
たまごを浮かべて1日もたたずにおばけえびの赤ちゃんが生まれてきます。大変小さいのでゴミとの区別がつきません。老眼のおばあちゃんは存在確認ができませんでした。
その数日後、家族から悲しい報告がきます.
「おばけえびがいない!」と。。
「ええーー!?うそぉーー!!本気でセットしたのに!」
「やっぱり、おもちゃのような観察キットでは無理なのか…」
「おばけえびにとってエアーポンプはハリケーンみたいなものなのか…」
という事件がありましたが、
その数日後、
「いる!!まだいる!!」
と、見逃していたことが発覚し、九死に一生を得ます。
実際、生まれたおばけえびの歩留まり(生存確率…)は1割ほどではないでしょうか。歩留まり向上が、長く観察できるかを分けます。
その後は、順調に育ち、余裕で目視できるまでになります(図6)。飼育キットの説明書にあるとおり、長いフンがおばけえびの色と同じなので、ながーく見えます。
今後も観察を継続します。
図6